11:00 - 12:00
T2最新トピックス 「IPv6最新動向」
概要

2011年4月15日に、日本国内のNIR(National Internet Registry)である社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)において、 IPv4アドレスの通常の割り振りが終了しました。これは、日本を含むアジア太平洋地域のIPv4アドレス在庫が枯渇したためです。
そのため、今後の対応を考えると、各事業者は早い段階でIPv6への対応を進めていくことが求められています。
IPv6へのスムーズな移行を実現させることが、IPv6普及・高度化推進協議会の使命でもあります。 そこで、このセッションでは、国内・国外の「IPv6最新動向」をコンパクトにまとめて皆様にお伝えしていきます。

講演者
写真:中村 秀治

モデレータ
中村 秀治

株式会社三菱総合研究所 情報通信政策研究本部長

<略歴>
1961年 1月生まれ
1985年 北海道大学大学院環境科学研究科修了
同年 株式会社三菱総合研究所入社
1988年 東京臨海副都心開発計画
1991年以降 自治体の総合計画、地域活性化計画等のビジョン策定を経験
1998年~ 地上放送デジタル化政策支援、地域情報化 事業支援等による 新しい地域社会基盤形成に関する領域を開拓。
2001年 IPv6普及・高度化推進協議会に参加
写真:大久保 修一

大久保 修一
さくらインターネット株式会社 研究所 上級研究員

<略歴>
2003年4月 さくらインターネット入社。
バックボーンネットワークの運用に携わる。
2009年7月 研究所が発足し同時に異動となる。
IPv4枯渇、クラウド関連の研究活動を行う。
2011年3月 クラウドサービスの開発に従事。
著書として「オープンソース・ソフトウェアルータVyatta入門」技術評論社 (共著)
写真:鶴 昭博

鶴 昭博
KDDI株式会社 技術企画本部 ネットワーク技術企画部 課長

<略歴>
2005年 KDDI株式会社入社
2006年 統合IPコア網の検討
2007年 IMS/MMDによるQoS制御、NGN相互接続の検討
2008年 IPv6商用導入、IPv4枯渇対策の検討
写真:荒野 高志

荒野 高志
ITホールディングス株式会社 執行役員 事業推進本部長
IPv6普及・高度化推進協議会 常務理事

<略歴>
1986年東京大学理学部情報科学修士課程終了後、日本電信電話入社。
OCNの立ち上げ時よりネットワーク設計、構築、運用を担当。
その後、日本および世界のIPアドレス管理ポリシー策定のため、JPNIC IP-WG主査や、99年より国際的なインターネットガバナンス組織であるICANNのアドレス評議委員副議長を務める。
また、インターネット協会 Y2KCC/JP代表としてインターネットY2K問題対応を現場(大手町)で陣頭指揮した。
最近では社内外で、次世代ネットワークプロトコルであるIPv6の普及啓蒙活動及びIPv6事業インキュベーションに注力している。
IPv6 Forumのboard member、IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース副代表、
IPv6普及・高度化推進協議会常務理事、JPNIC理事(IPv6担当)などを務める。

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