クラウドビジネスは、クラウド専業業者、ベンダ、ネット事業者等、さまざまな出自の事業者が入り乱れて異種格闘技状態となっている。 本セッションでは、まず、ネット事業者とSIerの例をとり、それぞれのクラウドビジネスの展開について見ていく。 各事業者はその出身たる得意分野を生かして、それぞれ異なるクラウド戦略を実行しているのがわかるであろう。 そんな中、今後、誰が勝ち残るのであろうか? 競争力のポイントとは何か? あわせて、将来のクラウドがもたらす業界、産業、社会の変化についても語っていく。
パネリスト
浅羽 登志也
株式会社IIJイノベーションインスティテュート 代表取締役
<略歴>
1962年生まれ
日本のインターネット創世期からWIDEプロジェクトなどにおいて、
インターネット構築・運用技術の研究開発に携わる。
1992年 株式会社インターネットイニシアティブ(当時は企画)入社
バックボーン構築、経路制御、国内外ISPとの相互接続、
広域イーサネットサービスの開発などを主導。
1999年6月 株式会社インターネットイニシアティブ 取締役に就任
2004年6月 株式会社インターネットイニシアティブ 取締役副社長に就任
2008年6月 株式会社IIJイノベーションインスティテュート 代表取締役に就任(現任)
現在に至る
パネリスト
荒野 高志
ITホールディングス株式会社 執行役員 事業推進本部長
IPv6普及・高度化推進協議会 常務理事
<略歴>
1986年東京大学理学部情報科学修士課程終了後、日本電信電話入社。
OCNの立ち上げ時よりネットワーク設計、構築、運用を担当。
その後、日本および世界のIPアドレス管理ポリシー策定のため、JPNIC IP-WG主査や、99年より国際的なインターネットガバナンス組織であるICANNのアドレス評議委員副議長を務める。
また、インターネット協会 Y2KCC/JP代表としてインターネットY2K問題対応を現場(大手町)で陣頭指揮した。
最近では社内外で、次世代ネットワークプロトコルであるIPv6の普及啓蒙活動及びIPv6事業インキュベーションに注力している。
IPv6 Forumのboard member、IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース副代表、
IPv6普及・高度化推進協議会常務理事、JPNIC理事(IPv6担当)などを務める。