インターネットではBGPプロトコルで経路が交換されていますが、 たまに経路がハイジャックされ、本来のIPアドレスの保有者がインターネットとの接続に支障を来す場合があります。 本講演では、この「インターネット経路ハイジャック」を検知し、ハイジャック状態から回復し、 また、そもそも経路ハイジャックを予防するといった一連の技術開発に対する取り組みに関して報告します。 なお、本研究開発は、総務省様からの委託研究として、NTTコミュニケーションズが主幹事となりNTT研究所とともに遂行している事業です。
宮川 晋
NTTコミュニケーションズ株式会社 先端IPアーキテクチャセンタ 担当部長
<略歴>
1990年3月 東京工業大学工学部情報工学学科卒業
1992年3月 東京工業大学大学院理工学研究科情報工学専攻博士前期課程修了
1995年3月 東京工業大学大学院理工学研究科情報工学専攻博士後期課程修了
1995年3月 博士号取得(博士(工学) 情報工学専攻)
1995年4月 日本電信電話株式会社 入社
1995年4月 日本電信電話株式会社 ソフトウェア研究所 広域コンピューティング研究部所属
以来、インターネットの研究開発に従事。
特に移動体インターネット、IPv6などの研究を主に活動
1997年3月 NTT Multimedia Communications Laboratories (Palo Alto, California)
Research Lead
2002年4月 NTTコミュニケーションズ株式会社 先端IPアーキテクチャセンタ 担当課長
2003年4月 NTTコミュニケーションズ株式会社 経営企画部 兼務
2005年10月 NTTコミュニケーションズ株式会社
先端IPアーキテクチャセンタ・経営企画部(兼務)担当部長