IP-BizX Internet 2.0とIPv6
S3 12月11日 15:45-16:45
IPv6における新たなサービスプラットフォーム・セキュリティモデル構築に向けた日立の取り組み
概要

近年、IPv6が普及するといわれ続けて久しいが、ここに来てようやく、真の普及に向けた動きが大きくなってきている。その背景として、昨今取り上げられてきているIPv4アドレスの枯渇問題は、ネットワーク社会の発展に向けて切実な問題であり、その解決が必須であることは言うまでもない。最新OSでのIPv6の標準搭載や、NTTのNGNサービス商用化のニュースリリースにおいて、IPv6の標準サポートがうたわれているなど、まさに、一部のアーリーアダプターだけでなく、一般の利用者が、何の意識もなく、普通にIPv6を利用する状況になってきている。
この様な本格的利用に向け、IPv6のフラットなコネクティビティを活用した、新しいサービス/アプリケーションの登場が期待されており、これらを実現する様々なサービスプラットフォームの研究開発が行なわれている。
また一方で、IPv6では、これまでノウハウが蓄積されてきた、IPv4向けのセキュリティ対策の中には適用できないものもあり、その代替手段となるIPv6時代の新しいセキュリティモデルを構築することが必要である。
本講演では、IPv6の本格的な普及に向けて、IPv6ネットワークにおけるセキュアかつ使い勝手の良いサービスプラットフォーム構築に向けた様々な日立の取り組みを紹介する。

講演者

藤城 孝宏
株式会社日立製作所 システム開発研究所 第6部/主任研究員

 

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