IP-BizX Internet 2.0とIPv6
C1 12月11日 13:15-14:15
IPv6と通信・インターネット業界の企業価値
-IPv6が通信・インターネットの事業価値にどう影響するか -
概要

IPv6の今後の展開に向け、その普及がどのように促進されるかという点について、主に金融市場あるいは企業の財務の観点から、設備投資と企業価値に着目して論点を整理する。

特に、現状では金融市場においてはIPv6に対する注目度が極めて低いことから、いかにしてIPv6が新たな事業価値をもたらし、企業財務、金融市場にとってテーマとなっていくかという点に焦点を当てて考察を進めていく。
普及を促進させる主要因として、「企業経営の効率化」と、「新しい事業機会の創出」をあげ、企業経営の効率化については、企業のIT投資とIPv6投資の位置付けについて考察をしつつ、IT投資のサイクルが新技術の普及を左右する中で、IPv6が重要な投資と位置付けられていくための条件を整理したい。

新しい事業機会の創出については、今後期待されるサービスのうち、IPv6を用いて実現可能なものとして、ITSや第3.9・4世代移動体通信、センサーネットワークなどの例を挙げ、IPv6が新たなサービスの提供に不可欠となりつつ、普及のブレークスルーとして位置付けられるかどうかについて、考察を進めたい。

講演者

モデレータ
中村 秀治

株式会社三菱総合研究所 社会システム研究本部 情報通信政策研究グループ

1961年 1月生まれ
1985年 北海道大学大学院環境科学研究科修了
同年  株式会社三菱総合研究所入社
1988年 東京臨海副都心開発計画
1990年 製油所・製鉄所跡地開発計画等の大規模都市開発
1991年以降 自治体の総合計画、地域活性化計画等の ビジョン策定を経験
1998年~
      地上放送デジタル化政策支援、地域情報化 事業支援等による新しい地域社会基盤形成に関する領域を開拓。
2001年 IPv6普及・高度化推進協議会に参加
     都市計画学会会員

山科 拓

山科 拓
日興シティグループ証券株式会社 株式調査部 ディレクター 通信・インターネット担当アナリスト


1995年 J.P.モルガン・インベストメント・マネージメント入社。通信/IT/メディアセクター等担当アナリスト。
1999年 ゴールドマン・サックス証券入社。IT/インターネットセクター担当アナリスト。
2002年 リーマン・ブラザーズ証券入社。通信/ITセクター担当アナリスト。
2004年 日興シティグループ証券入社。IT/インターネットセクター担当アナリスト。
2005年 株式会社アプリックス入社。CFO。
2007年 日興シティグループ証券入社。通信/インターネットセクター担当アナリスト。

 

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